ヴァイオリンの重音を上手に
重音とは、2つ(以上)の音を一緒に鳴らす和音のことです。
この重音をヴァイオリンできれいに響かせるためには、まず「左手指が正しい音程を押さえている」ことが大事です。
その上で、2本の弦にかかる弓の圧力を均等にする弾き方を身につけることが大切です。もちろん、メロディーの音をやや大きめにするために6:4くらいの弾き方をした方が良い場合もあります。でも、基本は(あくまでも)5:5です。これができていると、6:4とか7:3などが、出来るようになります。
では、どのような方法で、そのテクニックを身につけられるでしょう?
一番効果的な方法は、重音の音階練習をすることです。
3度、6度、オクターブの重音の音階は、是非練習して下さい。
その時に2本の弦にかかる弓の圧力の比率が5:5になるように練習することが、極めて重要になります。
私の恩師は「弓を、2弦の上に上手にのせて」とおっしゃっていました。5:5と思うより、こちらのほうが力みにくいかもしれません。
5:5の感覚を右手がしっかりと習得できたなら、メロディの音の比率を高める(メロディを際立たせる)6:4あるいは7:3という弾き方も、すぐに出来るようになります。
関連記事
-
-
ヴァイオリンの音程
ヴァイオリンの音程。 「音程は、ヴァイオリンを手にした人すべての課題なんですよ。 …
-
-
ヴァイオリンでパーティー演奏
お友達と一緒に、パーティーで演奏することになったY君。 曲は「花も」だそうです。 …
-
-
サマーコンサートに向けて 3
今回のコンサートで「ウェーバー作曲 狩人の合唱」にチャレンジすることにしたS君。 …
-
-
ヴァイオリンを選ぶ理由
先日、始めた生徒さんのお母様が「なぜヴァイオリン?」「ピアノでない理由は?」と。 …
-
-
サマーコンサートに向けて 2
「今度のサマーコンサートは『Chemin faisant(遊歩道)』にします。」 …
-
-
クリスマスコンサート 2
今回の「クリスマスコンサート」が始めてのヴァイオリン出演のRちゃん。ヴァイオリン …
-
-
クリスマスコンサートに向けて 2
今年の「クリスマスコンサート」では「リュリ作曲 ガヴォット」を演奏する予定のMち …
-
-
レッスンの回数を重ねて
レッスン室にニコニコしながら入って来たMちゃん。 「すぐにヴァイオリンのレッスン …
-
-
ヴァイオリンの構え方 1
ヴァイオリン の練習では最初に「構える」ことから始まります。 まずは、構えること …
-
-
ヴァイオリン練習頑張りました(^^)
「今回のYちゃんは、ヴァイオリンの練習を頑張りました!」 と笑顔のお母様。 Yち …
- PREV
- 夏休み集中レッスン
- NEXT
- 2歳10ヶ月でも1時間








