ヴァイオリンの左指先の力
2015/07/26
ヴァイオリンの弦を押さえる、左指の力は、そんなに強くはありません。
指先は、ほんの少しの力です。
正しい位置に指を置いて、腕の重みを指の先で支えるようにして弦に乗せるという感覚が大切なのです。
押さえる力が強すぎると速く指を動かすのが難しくなり、また美しいヴィブラートがかかりづらくなってしまいます。
弦を押さえる指先は必要最小限の力で押さえることが大切なのです。
ヴァイオリンを弾くのに強い握力は必要ありませんが、指先を細かく動かす筋力は不可欠で、その上で脱力など様々な要素が組み合わさっていきます。
「弦を押さえる指先の力は、どのくらい必要なのかを体感する方法」

1. A線の 第3ポジションで、3の指(薬指で、Fの音)を、弦の上にふわっと軽く置きます。
2. 右手で弦をはじきます。ふわっと押さえている状態ですから、この時点では、ほとんど音が鳴りません。
3. 右手でリズミカルのポンポンとはじきながら、少しずつ弦を押さえる左手の指先で圧力を加えていきます。
始めは音にならなかったのが、指先で圧力を加えていく段階で、ある時を境に、きれいに響くようになり、音量も大きくなるかと思います。
それ以上は、いくら強く押さえても、音は変わりません。この辺りの力加減を目安にすると良いかと思います。
ピッツィカート奏法の時は、弓で弾くより弦を押さえる力が必要です。そのことも知っていると役立ちます。
ちょうどいい左指先の力加減を体感するのに、ピッツィカートを使ったこの方法は、よい練習になります。
是非お試しを!
関連記事
-
-
ヴァイオリン、がんばっています♪
今日のレッスンもオシャレなファッションのYちゃん。 「まだ疲れていないよ!」 と …
-
-
サードポジションにチャレンジ
とにかく曲を弾くのが好きなMちゃん。 それでも基礎練習の「セヴシックOp.- 1 …
-
-
クリスマスコンサート 1
「クリスマスコンサートに参加する!」 と、元気よく言ったM君は、ヴァイオリンを始 …
-
-
サマーコンサートに向けて 4
今回の「サマーコンサート」では「HAUCHARD」の49番の「G-Durの音階」 …
-
-
クリスマスコンサートを終えて 2
「クリスマスコンサート」5日前に参加を決めたMちゃん。 Mちゃんは、お気に入りの …
-
-
楽しみにしていたヴァイオリン♪
今月からスタートのAちゃん。ヴァイオリンを始めるのを、本当に楽しみにしていたそう …
-
-
今年最後のヴァイオリンレッスンで
今週は「今年最後のヴァイオリンレッスン」が次々と行われています。 Hちゃんは、少 …
-
-
サマーコンサートに向けて 2
「今度のサマーコンサートは『Chemin faisant(遊歩道)』にします。」 …
-
-
ヴァイオリンレッスン スイッチ
「なんだか いつもと違っている」Aちゃん。 レッスンに来ると、いつもなら楽しそう …
-
-
レッスン室の窓から
予報通り、雪が降ってきました。 レッスン日の方は、どうぞお気をつけていらして下さ …
- PREV
- 2歳のK君、ヴァイオリン頑張っています!
- NEXT
- 「ママとヴァイオリンの競争☺」







