千歳船橋駅徒歩5分。世田谷区桜丘でヴァイオリンを習うなら。

武田ゆりヴァイオリン教室

ヴァイオリンの弓は まっすぐに

   

「先日行った演奏会で、ヴァイオリニストの弓が、最初から最後まで一部足りとも滑らずまっすぐで、驚きました。」

というお話を聞きました。

IMG_4698

弓はなぜ、まっすぐに弾くのでしょう?

ヴァイオリンは、弓で弦を摩擦して音を出す「擦弦楽器」です。

したがって、最も効率良く弦を摩擦するように動かすのが、一番良い弓の使い方ということになります。

実際に試してみるとわかることですが、弓の摩擦力で、効率良く弦を摩擦する方法は、決して弓が弦に対して斜めになるような動かし方ではありません。やはり弓を弦に対して直角にして、まっすぐに弾くしかありません。

ところが、この「直角を保つ」のは意外に難しく感じる方は多いようです。

弓を弦に対して直角に置いて、そのまままっすぐに弾くには、関節を柔らかく使って弾く事がポイントになります。まず弓元から弓の真ん中あたりまでは手首と肘、そこから弓先に行くにしたがって、さらに肩の関節を使うのです。(肩や腕に力が入っていたら関節の動きも固くなってしまいます)

人間の関節は非常に優れた仕組みになっていて、肩から肘、手首、そして指まで、全体のバランスを保ったまま、なめらかに動かすことができます。これを上手に活かす(機能を生かす)ことが大事です。

そのためには、弦と弓が接するところだけに注意を向けるのではなく、弓をまっすぐに弾く感覚に集中することです。そして、身体をそれに合わせるようにしていきます。

弓をまっすぐに動かしていると(滑るような雑音がなくなり)吸い付いた感じになります♪

IMG_4690

 

 

 - 未分類

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

  関連記事

ヴァイオリンの日は

今日は一人でヴァイオリンに来たMちゃん。自転車できました。 「セヴシックOp.1 …

ヴァイオリンのフィンガーボード表

ヴァイオリンを弾くのをとても楽しんでいらっしゃるAさん。そのAさんの質問です。 …

ヴァイオリンを始めて もうすぐ一年

いつもニコニコしながらレッスン室に入って来るK君は、 今日のレッスンでも、ずいぶ …

ヴァイオリンを選ぶ理由

先日、始めた生徒さんのお母様が「なぜヴァイオリン?」「ピアノでない理由は?」と。 …

同じヴァイオリン曲を

お母様のKさんが弾いていらっしゃる「ウェーバー作曲 狩人の合唱」にチャレンジする …

ヴァイオリンレッスンの後に

ヴァイオリンの鳴らし方が上手なT君。 T君のヴァイオリンは、演奏に流れ(歌)があ …

つっかえることなしに20回!

ある程度のレベルの曲になってくると(どんなヴァイオリン曲でも)難しいパッセージが …

クリスマスコンサートに向けて 1

クリスマスコンサートに演奏する曲を決めたHちゃんは、レッスンの時もいつもより張り …

初めてのヴァイオリン

これからヴァイオリンを習ってみようかなという人の場合は、まず、自分の楽器を手に入 …

スプリングコンサートに向けて 3

3歳になったばかりのKちゃん。 およそ2週間後に迫った「スプリングコンサート」に …