ヴァイオリンの構え方 1
2015/04/16
ヴァイオリン の練習では最初に「構える」ことから始まります。
まずは、構えることにじゅうぶん慣れます。慣れることにより、力を抜くことを覚えます。
正しく構えられたら、弓を持たずに右手を動かしてみます。
鏡を見るなどして、力が抜けているか自分で確かめてみると良いでしょう。
一番スタンダードなヴァイオリンの構え方は、「左手を右肩に乗せる。その状態の左肩の上に、ヴァイオリンを乗せ、あごを引くように下ろす。」というやり方です。
ヴァイオリンは基本形を体に叩き込んでからでなければ音を出してはいけない楽器です。決して急いで音を出してはいけないといわれています。
音を出すのは、まずは力を抜いて、楽器を構えて、というところまで焦らず丁寧に練習します。
一番大事なのは「正しい持ち方」です。
正しい構え方は、まっすぐにした状態から楽器のネックの方向を向いて、あごを落とします。うなずくのと一緒で押さえたりしないことです。
楽器を「肩に載せる」というのが一番ベストな状態です。でもなかなか難しかったりします。何故なら「持たなければならない」という意識が働くからです。
最初に「持つ」と教わると「持たなければ」とあごではさむと力が入ってしまいます。そうなるとどうやっても出来ません。
あれこれ試行錯誤して、自分にしっくりくる持ち方を身に付けていきましょう。
ポイントは「ヴァイオリンを載せるだけ」という感覚です。
だんだん慣れて「正しい構え方」が分かってきたら、パッと構えられるようになる、楽しいゲームを一つ。
2人以上で向かい合います。それぞれのヴァイオリンを床において「セーの‼︎」でパッとヴァイオリンを構えます。気分はゲーム。楽しく何回かやると、スッとヴァイオリンを構えられるようになっています。
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