ヴァイオリンのおけいこ
2015/03/28
日本のヴァイオリニストで「鷲見三郎先生」を知らない人はまずいないと思います。
研究熱心で、ヴァイオリンを愛し、そのために生き、とても謙虚なお方でいらしたそうです。
現在、音大の教授陣、世界レベルのヴァイオリニストで、鷲見三郎先生の門下の方は多いと思います。
私の恩師の辰巳明子先生は「鷲見三郎先生は、何もおっしゃらずに、まるで粘土細工でもするように、手の形を直してくださったのよ。」とおっしゃっていました。
その「鷲見三郎先生のヴァイオリン奏法についての本」の冒頭部分には、大変興味深く、これを読んでいらっしゃる方にも何かのヒントになるかもと思い、下記に抜粋してみました。
ヴァイオリンに向いている子は?
*まず<歌わせ>てみて、正しい音程で歌える子がいい。
*身体が丈夫で運動会で一等をとるような子は、運動神経が発達していて、ヴァイオリンも上手に弾けるようになる。
*手の形は、小指が短かったり、小指が曲がって歪んでいたり、という子は、長くて歪んでない子より不利です。
*<頭の良い子>特に算数の成績が良い子はヴァイオリンの上達が早い。
私(講師)は上記のうち、クリア出来たのは運動神経(今は全然ですが)ぐらいです。歌も「正しい音程」というのには厳しかったし。小指は短くて歪んでいます。ハイリスクでした、確かに。反対に、今どの生徒さんを見ても「ヴァイオリンを弾くのに、非常に恵まれた手の持ち主」映ります!
ヴァイオリン向きの性格は?
*やっぱり陰気くさくて<明るい性格>、それに<素直>で<しんぼう強く>、<根気>があって<集中力>のある子
*<吸収力>のある子が伸びていくようです
ヴァイオリンを学ばせようという家庭では
*練習をみる親が、子供の自宅ではヴァイオリン教師の代理役をつとめることになります。
*ヴァイオリンは弾けないより弾けたほうがいい。ただ、弾ける親だと、自分はこう習ったから、といって子供の先生と異なった方法を教えてしまうケースがあります。(これは困るんですよ☺)
*ピアノが弾ける親は、ヴァイオリンの楽譜をピアノで弾いて子供に音を取らせることが出来ます。
*ピアノやヴァイオリンが弾けなくても、歌が歌える親なら大丈夫です。
*そうこうしているうちに、子供はどんどん譜面が読めるようになっていきます。
今は「情報」があふれている時代です。(上記の事柄も、今鷲見三郎先生がいらしたら、おっしゃることは少し変わってくるかもしれませんね)
いくつかの趣味も同時に楽しめる、豊かな時代です。
色々やってみて、あなたの(お子さんの)気に入った趣味の一つが「ヴァイオリン」でしたら嬉しいです。

Mちゃんは、ヴァイオリンの他に「剣道」「水泳」「英語(公文式)」も得意です。
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