「HAUCHARD」の最後のページ
「HAUCHARD」は当教室でヴァイオリンを始められた生徒さんの多くが使っている教本です。フランスのオシャール先生が作った教本で、ヴァイオリンの基礎力が無理なくしっかりと身に付くようになっています。
昨年春からヴァイオリンを始めたCちゃんは、今日のレッスンで最後のページの最後の段の音階練習に行き着きました!
最後のページには、6つのDur(長調)と、3つのmoll(短調)の音階が書かれています。それぞれの音階を、10種類の異なるボーイングやリズムで練習するミッションとなっています。
大人の生徒さんでも手ごたえのある練習です。
1. 全音符(4拍)ゆっくり弓で弾きます。弓の元から先まで「均一の音量、均質」を目指して、弓の返しで音が衰退したり止まったりしないよう気をつけます。
2. デタシェ:はっきりしたボーイングで、ほぼ全弓をスピードのある4分音符(1拍)で弾きます。
3. 元弓(弓の全体の3分の1の元の部分)を4分音符で弾きます。フロッグ(毛箱)から始めて戻ってくるようにします。
4. 先弓(弓の全体の3分の1の先の部分)を4分音符で弾きます。音が痩せないよう右手人差し指に上手に重みをかけて弾きます。
5. いわゆる「ヘミオレ:シンコペーション…..拍と音の変わり目がずれる」練習です。
6. 5番と同じくシンコペーション風ですが、ボーイングのスラーが1小節にまたがって長いものの練習です。
7. 8分音符の細かい均一の音符の弾き方の練習です。
8. 「元弓→全弓→先弓→全弓→元弓」というボーイングの練習です。
9.アップのスタッカートの練習です。スタッカートの音の発音をはっきりとさせて、響かせるように弾きます。
10. 付点4分音符と8分音符の混合練習です。正確なリズムで弾きます。
Cちゃんは、この練習をキッチリできるようになっています。
全ページ、クリアしましたね!
YちゃんとKさんも今日からチャレンジです♪
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