ヴァイオリンのボーイング
ヴァイオリンは、最終的には、右手のボーイングによって決まるといわれています。
「ボーイングが音符に表情をつける」ということです。
*真面目な音
*厚かましい音
*慎み深い音
*ふざけているような音
*おだてるような音
*荘重な音
*悲しげな音
*楽しい音
など、ボーイングによって様々な音を出すことができます。
(そして、ボーイングを上手に使うと、聴いている人からも、同じような感動を引き出すことができます。)
弦に弓が触れると、空気を振動させて音を生み出す、つまり、楽器が鳴ります。(音は、弦の摩擦から出てくるもので、ハンマーで弦を叩くような打撃から、押し付けるような圧力から、出すものではありません♫)
ですので、ボーイングをよく練習することによって、扱い方が巧妙になり、澄んだ音が出せるようになってきます。
まずは、ロングトーンでボーイングの練習
弓の圧力をコントロールするために、ロングトーンを練習します、
そこでポイントになるのは、弓の圧力を一定にすることです。
弓にかかっている重力によって弦を振動させているので、その圧力を一定に(同じ圧力で)弦に摩擦を与えていくようにします。
その「弓の圧力を一定に」出来ているかを知るために、ロングトーンを練習します。
何も考えずにロングトーンを弾くと、弓元では大きな音がでて、弓先が近づくにつれ音が衰退(弱くなって)いきます。それは、弦にかかる重さは、弓の元と先では違いますし、張力も違うからです。
同じ圧力で弦をこすっていくには、それらの力を弓のスミズミ(元から先まで)同じになるようにコントロールする必要があります。
練習回数を重ねることによって、考えずにコントロールできるようになっていきます。これも「ヴァイオリンを上手に弾くコツ」です♪
関連記事
-
基本形を大切に
「とにかく基本形が大事だと思っているんです。」 とK君のお母様。 K君が弾いてい …
-
サードポジションにチャレンジ
とにかく曲を弾くのが好きなMちゃん。 それでも基礎練習の「セヴシックOp.- 1 …
-
ヴァイオリンのレッスンノート
今月スタートのRちゃんと お母様のEさん。 ヴァイオリンを生活に織り込んで、毎日 …
-
3拍子にノリやすくする方法
日本では、4拍子や2拍子の曲が圧倒的に多いため、どうしても3拍子の曲は歌いづらか …
-
ヴァイオリン頑張っているよ!
「今日はね、(HAUCHARDというヴァイオリン教本の)50番まで頑張るよ。見て …
-
モチベーションアップの映画
「私が大好きな映画で、『ハート オブ ミュージック』というのがあるんですが、ご存 …
-
熱心にヴァイオリン練習♪
今月からヴァイオリンを始めたMちゃん。お家でも、とても良く練習しているそうです。 …
-
ヴァイオリンは曲で
今日のレッスンでも、基礎練習の「セヴシックOp.1」の1番から3番までを少しずつ …
-
ヴァイオリンのスピッカートも
「セヴシックも、いろいろなのがあった方がいいなぁ。」 と言うJ君。 毎日練習出来 …
-
ヴァイオリンの朝練習しています♪
レッスンが終わっての帰り際に、Cちゃんのお母様が 「(Cちゃんは)毎朝30分くら …
- PREV
- ヴァイオリンもピアノも
- NEXT
- 草加の発表会