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武田ゆりヴァイオリン教室

ヴァイオリンのボーイングを上手に♫

   

調弦もだんだん上手になってきたKちゃん。

弓の持ち方も「良い基礎の持ち方」が安定してきています。

今回は「HAUCHARD」の1ページ目の開放弦で、ヴァイオリンの弦の鳴らし方にポイントをおいてレッスンを始めました。

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弦の鳴らし方

弦に対して「ほぼ直角」に弓をのせて弾くと、ヴァイオリンはきれいな音で鳴ります。

(「ほぼ直角」とは、駒と弓が、いつでも ほぼ並行になるようにしている状態のことです)

弦は、振動して響きます。弓でこすっているとパッとみたところ太く見えますよね?その、太くなった状態が保たれるように弾くと「豊かな音」になります。

Kちゃんに①弓を持つ指に力を入れて(緊張させて)弾いた音

②弓を持つ手指を柔らかい状態にして弾いた音

の違いを聴き比べてもらいました。

「ずいぶん違うんですね。」とニコニコしながらもちょっと驚いていました♫

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弓の返し

弓は長いので、鍛錬すればかなり長い時間、音を持続させることができます。

とはいえ、それでも必ず弓の終わりがきます。

音を切りたくない時にでも、弓を返さなければならないことが多くあります。

弓を返すことは、歌の途中の息継ぎのように、音楽の出来上がりを左右する重要なテクニックなのです。

「弓の返し」という言葉があるくらい、重要なポイントなのです。

ダウン・アップという動作が、安定して出来るようになってきたら、自分の出している音色に耳を傾けてみましょう。

目標は「常に均等、均質な音を出せること」ですから、弓の返しで音がなくなったり、減少したりするのは好ましくありません。

実際に運動を分析すると大変な作業になってしまいますが、幸いな事に人間には「耳で聞いて直す」という能力があります。「耳」が欲する音を出そうと、身体が自然に工夫するという能力です。ですから、自分の出している音をよく「聴いて」練習しましょう☺

弓の返しで起きやすい問題

1.弓の返しに「休符」がはいる

弓を返す時に、音が完全に止まってしまうことがあります。最初は出来るだけ、弓の返しがつながるように努力して下さい。弓を持つ親指の「遊び」を上手に使うとやりやすいです。

2.弓の返しに必要以上のアクセントがつく

弓の返しの発音は音が明瞭に聞こえる程度にしましょう。

3,弓の返しで音量が減少する

ボーイングの速度や圧力が途中で変化すると、当然音も変化します。

弓の真ん中辺りで音が大きくなり、元と先で小さくなる、いわゆる「中膨らみ」という状態になりやすいので、注意しましょう。

 

 

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