ヴァイオリンの朝練習始めました!
家からちょっと遠い小学校に通うMちゃん。
「先生、今日の朝、弓の体操やってから学校へ行ったよ!」
弓の持ち方は、基本の持ち方を身につけるまでとにかく根気よく回数を重ねることが最大のポイントになります。
朝の貴重な数分間を、1回の「弓の体操」にあてられるのは素晴らしいことです。
身体も指もホッソリしているMちゃんです。弓を持つ親指はどうしても突っ張り気味になりやすいようです。でも「あ、これはやらなくちゃ!」というやる気スイッチさえ入れば、私(講師)も驚くほど優秀な「弓を持つ親指」に変身できます。問題はその「優秀な弓を持つ親指」の時間を出来るだけ多く、できたらそれだけで弾けるようにもっていきたいところです。
それには回数。
朝の1回は、他の時間の1回の数倍の威力があります。頭と指先を使うので、学力アップも期待できます。
ここでポイントになるのは、
「すぐに出来る」⇒「すぐに変わってしまう」
場合も少なくないというところです。普通は微妙に変わっていってしまうものです。
何故なら、ヴァイオリンを弾いたことのある方はご存知ですが、弓の先を弾く時と元を弾く時では、弓に当たっている場所がだいぶ違うので、元の位置に戻った時に、指も元の状態にするのは、初めのうちは難しいからです。
弓の体操などをして、手指が弓に馴染んでくるのが一番望ましいです。
ここでお家の方のサポートがあると(次のレッスンまで「うっかりした、弓の体操と弓の持ち方をしている」のでは、ちょっと違ってきてしまいます☆)更に上達へのスピードアップ。
弓の持ち方の基本形
ヴァイオリンの弓の持ち方の基本形である「どのような動きにも柔軟に対応できる、移行できる形」が、どのような形か知り、それを最初から習得出来るように、そして常にそれを維持していくかは、アマチュアもプロにとっても上達には欠かせないことです。
運弓に関わる身体的運動は、左手よりも目に見えにくく、抽象的な表現でしか表現出来ないものです。
左手の指が直接弦に触れているのに、右手は弓を媒体としていることにも関係があります。
結局、手の感覚と耳だけで奏法をマスターしていかなければならないのです。
今週の生徒さんの弓の持ち方は
今週の生徒さんたちの、弓を持つ親指の形は「ピンポン」、自然な丸みが出来ている方が多くてとても良かったです。
ただどうしても時間が経つと変わってしまう場合もあるので、いつでも「ピンポン」の形にもどれるよう、気をつけていて下さいね!
関連記事
-
-
ヴァイオリンの弓の準備
弓の手元のネジを巻いて「弓の真ん中あたりで、小指が入るくらいの すき間」に張りま …
-
-
クリスマスコンサートの曲ラストスパート!
「クリスマスコンサート」まで、あと2週間! 当教室のレッスン室で行う、アットホー …
-
-
自分でチューニング
前回の体験レッスンの時は「調弦はしたことがありません。」と言っていたKちゃん。 …
-
-
スプリングコンサートに向けて 9
「スプリングコンサート」前の最後のレッスン風景。 曲の演奏時間が それ程長くない …
-
-
ヴァイオリンのボーイング
プロとアマチュアのボーイングの違い 初心者と上級者のボーイングを比べてみて、どこ …
-
-
小さなお子様のヴァイオリンの進め方
始めてまだ間もないお子様のヴァイオリンレッスン 足を肩幅に開いて、地球の重力を感 …
-
-
親子で、ヴァイオリン♫
「絶対音感教育」に続き、「弓の体操」を終えたMちゃん。 いつも、きちんとヴァイオ …
-
-
ヴァイオリンの楽譜が読めるように!
教本「ヴァイオリンのおともだち」を全曲暗譜で毎日(半年以上)弾いていたMちゃん。 …
-
-
スプリングコンサートに向けて 1
来月の「スプリングコンサート」で 「HAUCHARD」の「Ding,ding,d …
-
-
ヴァイオリンのやる気スイッチオン!
「ここのところ、ヴァイオリンをやる気が結構あるんです。」 とお母様。 Mちゃんは …
- PREV
- ヴァイオリンを構える前の準備
- NEXT
- 今度はヴァイオリンをやってみたい