ヴァイオリンの松ヤニ
弓に松ヤニを塗るのが好きなお子様、結構いらっしゃいます。

ヴァイオリンの演奏をする前に、弓に松ヤニを塗ります。まだ松ヤニを塗っていない新しい馬毛を張ったばかり(毛替えをしたばかり)の弓では、いくら弦を強く擦っても、音が出ません。弓は松ヤニを塗って始めて弓としての機能します。松ヤニは(弓の滑りを良くするためではなく…そ逆っd)弓の毛の表面維質(キューティクル)に付着した無数の松ヤニの粒子一つ一つが弦をはじくことによって、弦が振動します。そして、この振動が素早く繰り返されて、連続的な音に聞こえます。
松ヤニは、松の木の樹脂を精製して、パラフィン・オイルや蜜ろうなどを加えて固めたものです。サラサラして粘着性の弱いものと、柔らかめで粘着性の強いものがあります。
ヴァイオリンやヴィオラには粘りの弱い松ヤニ。チェロやコントラバスには粘りの強い松ヤニを使います。
松ヤニは塗り方が少ないと充分な摩擦がなく、良い音が出ません。でも塗り過ぎると、今度は弓が弦に引っかかり過ぎてガサガサした音になってしまいます。
ヴァイオリンをしまう時は、弦やヴァイオリンの表板に付いた松ヤニを柔らかな布で拭きとっておく事が大切です♪
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