ヴァイオリンの速いパッセージを上手に🎶
2015/07/20
速い運指、つまり、速いパッセージ(フレーズ)を弾く場合に、何の問題も無く、自分の思った通りに指が素早く動いている状態を「指が良く回る」と表現します。
「指をよく回す」ためには、なんといっても「脱力」がキーポイントとなります。
パソコンのキーボード操作と同じで、指の下りる場所が瞬時に判断出来ること、不必要な力を入れないことを、反復練習でマスターしていくしかありません。
そのためには、能率のよいフィンガリング、能率のよい指の運動を知ること、指一本一本を独立させることが必要です。
指の運動機能の向上を促す、筋肉トレーニングのためのエチュード(練習曲)もありますから、そういうのを利用するのも有効です。
簡単なパッセージを少しずつテンポを上げながら練習したり、トリル、簡単な音形を、付点や逆付点のリズムにして練習すると、かなり効果があります。
当教室では、「セヴシック 作品1ー1 」を使ってのレッスンもお勧めしています。
1回 5分くらいで出来るカリキュラムで、着実にテクニックがついていきます。
私(講師)の先輩は、「ヨーロッパの先生に、音程をより正確にとれるようにするため、セヴシックOp.1-1 だけをひと夏練習するように言われた」そうで、その結果、その先輩は「国際コンクール 第5位」を獲得しました!
楽器を使わないストレッチなども効果的です。
どの練習を選ぶにしても、一度に長時間する必要はありません。
指や筋を痛めてしまうなど、かえって逆効果ですから、1回5分から10分。あるいは指が痛くなったら止める、というふうに決めて練習しましょう。
毎日少しずつ続けることが、一番の近道です。
指の回りを良くするためには、「指の上下運動を少なくする」ことも、重要なポイントになります。
つまり「置いた指は出来るだけ置いたままにする」のです。
これがピアノとは決定的に違う運指運動なのです🎶
今週も、当教室の生徒さんたちの何人かは、きちんとこの練習をしてきています。回数は、同じ方でも週によってムラがあるかもしれません。
でもその回数の成果は、曲にすぐ反映されますから、本当にやりがいはあると思います(^-^)
頑張りましょうね!

関連記事
-
-
「サマーコンサート」の後で 10
「去年のクリスマスコンサートより人が多かったので、緊張感が全然違いました。 前回 …
-
-
ヴァイオリン、スタート♫
今回が2回目のレッスンのO君。 左指の押さえ方も、とても良い基本の形になっていま …
-
-
夏祭りの前のヴァイオリン
「今日は、レッスンの後に通っている保育園の夏祭りに行きます。」 というM君とお母 …
-
-
自分からヴァイオリン練習!
「最近、自分から練習するようになりました。」 とHちゃんのお母様のご報告。 「サ …
-
-
ヴァイオリン虫
週末に家族で上野の昆虫博物館に行ったK君。 レッスン室のじゅうたんに仰向けになっ …
-
-
一時帰国にヴァイオリン
今年の夏休みは、 夏休み一時帰国を利用してヴァイオリンレッスンを という方がお二 …
-
-
ヴァイオリンのレッスンポイントを
今日が3回目のレッスンのHan.ちゃんとHay.ちゃん。 最初に「弓の体操」から …
-
-
2歳のK君、ヴァイオリン頑張っています♪
「親子でやりたいと思い、こちらの教室にしました。」とお母様のSさん。 毎日ヴァイ …
-
-
コンサート前の「おみくじ」
「クリスマスコンサート」前の最後のレッスンのK君。 K君はサマーコンサート以降、 …
-
-
重音にチャレンジ
K君は、サマーコンサートで「日の丸変奏曲」の第2ヴァリエーションまで弾きました。 …
- PREV
- 今日はサマーコンサート・リハーサル
- NEXT
- サマーコンサート無事終了♪







