ヴァイオリン演奏での速度
「速度」に関しては、3つのポイントがあります。
⓵テンポ
ヴァイオリンだけに限ったことではありませんが、お子様の演奏を聞いていると、得意なところになると急に速く弾き始める事があります。
そのようなことは大人の方でもあります。
「弾けるところは速く」「弾けないところは遅く」なってしまいます。
しかも「テンポがいつの間にか変わってしまったことに自分では気づいていない」ことも珍しくありません。
『一定のテンポで演奏する』ことは大切です。
⓶音の速さの違い
ボーイングで「ダウン(下げ弓)」と「アップ(上げ弓)」では動作が違います。「ダウン」の方が圧倒的に楽なので、ダウンの時だけ弓の速度が速くなり、音に勢いがついて大きくなってしまう傾向があります。
メロディーによっては、わざわざ「ダウンとアップの音の勢いの違いを生かして」演奏する場合もあります。
もちろん、大抵の場合は「ダウンもアップも均一均質」というのが基本です。
⓷ひとつの音の中での変化
弾き始めに加速して、弾き終わりに減速する「ウォーンウォーン」状態。これは自然なな成り行きで、誰でも始めのうちはそうなります。
弓の都合で変化がついているのではなく、自分の意思で「ダウンもアップも弓の端から端まで均一均質」で弾けるようにすることが重要です♪
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