分数ヴァイオリンのサイズ
2018/03/22
小さい子どもたちが使っている小型のヴァイオリンのことを「分数ヴァイオリン」といいます。
分数ヴァイオリンには、6種類のサイズがあります。
これらの小型ヴァイオリンは「分数ヴァイオリンヴァイオリン」といっても、フルサイズ(標準 : 大人 : 4/4)に比べて 3/4 や 1/2 のサイズで作られているわけではありません。また、どこかのパーツが 3/4 や 1/2 の比率になっているわけでもありません。ただ便宜上、そういう呼び方をしているということなのです。
歴史的には、ヴァイオリンという楽器の製作が始まった頃から、小さめの楽器は作られていました。
注文した子どもの身体にあった ヴァイオリンを製作した、という話も聞いた事があります。
分数ヴァイオリンは、サイズが小さくてもフルサイズと同じ高さの音を出します。弦の長さ(ナットからテールピースまでの弦の長さ)が短くなればなるほど、弦をゆるく張って音の高さを調整しなければなりません。したがってサイズが小さくなればなるほど、音色は張りを失い、音量も乏しくなります。
分数ヴァイオリンを演奏する場合は、そのサイズに合わせた弓(分数の弓)を使用することも大切です。
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